(日本語) Was it a cat I saw? MON solo exhibition
2025/05/31(Sat) - 2025/06/14(Sat) (日本語) 平日11:00~18:00 土・祝日12:00~17:00 at (日本語) 石川画廊(東京都港区赤坂2-21-5)
(日本語) 自身の制作では剥製や標本を基点に制作し、歪みを加えていく事で平面上でのイメージが完成されていく。ただ完成されたイメージそのもので完結するのではなく、鑑賞者がその歪みを想像で補完していく中でイメージが揺らぎ続ける事を目的としている。
今回の展示タイトル「Was it a cat I saw?」は見たものに対しての疑問を含めた文であり、Palindromeという回文のつくりになっている。歪みを含んだイメージは元はどういった物であったのか、剥製となった生き物はそんな表情や佇まいだったのかを想像し、作品と想像とを循環していく事で新たなイメージが見えてくるのではないだろうか。
作家略歴
1996 岩手県生まれ
2020 東京藝術大学 美術学部絵画科 油画卒業
2024 tagboat Art Fair 2024
2024 Multiverse グループ展 石川画廊
2024 ART FAIR ASIA FUKUOKA
2025 tagboat Art Fair 2025
作家制作コンセプト
イメージは人の手が加えられる事で歪みが生じ、それは原型と異なる別物へと変化していく。
博物館にある剥製や標本はかつて生物として存在していたものに対し人が手を加えたものであり、生き物ではない違和感を纏っている。
私はそれらをモチーフとし写真におさめ、簡単な加工を施した画像を描いている。
生き物から剥製へ。剥製から画像、絵画、鑑賞者の記憶へと変化を重ねていく事で、少しずつイメージに歪みを生じさせ別物が出来上がっていく。