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Taihei Kanbayashi 上林泰平

BIOGRAPHY

略歴
1986年 岐阜県高山市出身
2003〜2013年 標高3000mの山小屋「穂高岳山荘」勤務。
美術館巡りのためヨーロッパを。
現在は長野県の南信州にて創作活動をしながら果樹農業に携わる。
創作はメインで展開中のミニチュア人形を用いた現代アートの他、
油彩から、焼き絵による似顔絵描きまで多岐にわたる。
展示歴
個展
2019 年 中川村アンフォルメル美術館「Breath」展
2022年まで地元地域で毎年開催

グループ展
2023年 「DAEGU INTERNATIONAL ART FAIR 2023 /韓国    Comtenporary Tokyo
「Independent Tokyo 2023」     / 東京    Gallery Tag boat
  「想像された狼たち」展 /東京     武蔵御嶽神社
2022年 「AND LINKS selection」展      /東京    Gallery AND LINKS
2020 年「GINZA CONTEMPORARY ART」展 /東京 Gallery AND LINKS
「想像された狼たち」展 /東京 Gallery SIACCA

他多数

受賞
2019 年 第 104 回 二科展二科新人賞
2019 年 南信美術展 南信美術会賞
2016 年 南信美術展 70 周年記念賞

公益社団法人二科会会友
アーティストステートメント
作品シリーズ自体が人間社会の寓意、アレゴリーである。
1/100サイズ(2cmほど)のプラスチック人形をキャンバスや既存の立体物に大量に立たせることで人の集団を表す。集団は社会を形作ることから、群衆心理、環境、ジェンダー、紛争、ネット社会などといった人間社会のことや、人の個性や愛情や愚かしさといった人間そのものに思いを巡らすことができるのではないかと考えている。

私の作品がこれまでのアレゴリーの作品と違いがあるとすれば、作者がある意味を作品に込めるという作家が提示するアレゴリーではなく、鑑賞者が作品から自由に意味を考え感じた意味を持てることだと思う。

作品は様々な要素を限界まで削ぎ落とし、芸術の本質を追求するミニマリズムの方法をとる。
このミニマリズムとプラスチック人形によって構成される作品により、人間そのものや人間社会について思い巡らせることができ、さらに相乗効果的に芸術について本質的な思考を促すことができると私は考え制作している。

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